WORK
未来をつくる
未来へつなげる
SAIKIGUMI
HOME > 事業内容
01
橋梁、コンクリート構造物の
補修・補強工事
建造物の寿命を効果的に伸ばすために、現状を的確に分析し劣化の進行予測をふまえた上で最適な工事を行います。
近年、コンクリートは建設材料として最も広範囲に用いられ、コンクリート構造物として建築されています。しかし、塩害、中性化、アルカリ骨材反応、酸性雨などによって従来のコンクリートの寿命(50年)と比較して、短い10数年で現れるようになりました。
劣化の程度を明らかにし、将来の劣化の進行を予測することが、コンクリート耐久性の向上に必要です。コンクリート構造物の補修・補強工事では、費用を抑えつつ構造物の寿命を延ばさなければいけません。たとえ同一の工法であっても変化、劣化の状態はさまざま。
構造物の置かれている環境などの影響も受けます。
効果的に寿命を延ばすために、劣化・損傷した要因や補修・補強の目的を明確にし、十分に検討して適切な工法・材料を選定する必要があると思われます。
02
トンネル補修工事
利用被害につながる変状を調査し、その調査結果をもとに適切な補修や補強対策工事を行います。
年月とともにトンネルの覆工が劣化し変状が発生すると、崩落や剥離につながり、通行車両や歩行者などの利用者の方々の安全を脅かすことになってしまいます。
利用者被害につながるひび割れ、漏水、変形、うき、剥離等の変状などこれらを点検し変状を把握し、応急処置として叩き落し作業などを行った後に防錆処理を行います。調査結果を元に、適切な補修や補強対策工の設計を進めていきます。
03
足場工事
工事現場の足場から、催物の会場設営からステージまで
様々な足場を安全かつ迅速に提供します。
足場工事は、全ての職人さんが高所で使用する設備の為、とても重要な仕事となります。
足場組立は、橋梁補修・補強工事の前に行います。
その他にも用途や目的はさまざまで、催しなどの会場設営や舞台ステージなどにも足場組立は行います。しっかりした足場が組み立てれていないと、工事の進行に支障をきたしたり不慮の事故が起こってしまう可能性があります。
足場工事は早さも必要ですが、しっかりと丁寧に作っていくことが必要・大切になります。
他職が命を預けられる足場を組み立てる為、責任は重大でとてもやりがいのある仕事です。
04
鋼構造物の取付
(落橋防止・変位制限装置取付等)
震災に対する橋梁の耐性を高めると同時に、橋げたの落下といった2次災害の防止に寄与します。
設計で想定される以上の地震の際や、周辺地盤の破壊や予測しない振動によって、橋桁がずれたり、落下する事態に対するフェイルセーフ機構として落橋防止システム(落橋防止・変位制限装置等)の設置が規定されています。
震災によって橋桁が移動することが原因の支承や伸縮装置の損壊を防ぐ為に、コンクリートの突起を設けたり変位制限装置を設置します。
地震発生には橋桁が変位するような水平力が働き、この橋桁の変位を最小限にすることを目的として変位制限装置は設置されます。
橋の設計に合わせて進行方向と直角方向に設けるなど条件によって設置は変わります。
落下防止装置も地震などの際に橋桁の落下を防ぎ、二次被害を防止する目的で設置します。
05
支承取替
橋梁主桁・主構の伸縮吸収や耐震性向上のために亜鉛・アルミ合金注入による各種支承の保護を行います。
支承とは、橋梁において主桁・主構の伸縮吸収や耐震性の向上を目的として橋台・橋脚の間に設置して変形を吸収する部材のことです。
支承には大きく分けてゴム支承と鋼製支承があり、支承保護を目的に亜鉛・アルミ合金溶射などを行います。
支承取替工法に要求される事項としては、
・気温が0℃~50℃(油圧に使われる油が正常に機能する温度)
・設置可能なスペース(幅、奥行き、高さ)が確保されている
・主桁反力を確実に支承へ伝達できること
などが挙げられます。
06
伸縮装置取替
老朽化した伸縮装置を橋梁に最適な伸縮装置へと取り替えます。交通規制が必要なため、時間管理も厳格に行います。
橋梁用伸縮装置は、橋台と橋桁、又は、橋桁と橋桁との隙間(遊間)に設置されるもの。橋梁を設計する際、橋桁が温度変化などによって伸び縮みをします。
しかし、橋桁は両側を橋台でおさえられているため、ぶつかり合って橋台又は橋桁にヒビが入ったり壊れたりしてしまいます。
橋桁と橋台とが、また橋桁と橋桁がぶつかり合わないように、遊間(隙間)つまり”あそび”を設けます。
この遊間を覆い、橋の継ぎ目に設置して車や歩行者の走行を確保するために橋梁用伸縮装置が必要になります。
伸縮装置取替は、伸縮装置の老朽化や耐震性能の向上を目的に、様々な種類のものがある新式の中から条件に合うものを選択します。
伸縮装置の取替には道路を交通規制をかけて作業する場合が多く、作業後速やかに交通規制の解除を行うなど時間管理が重要となる工事です。
07
樹脂・モルタル注入工事
・アンカー工事
樹脂・モルタル工事は、左官工法・充填法・圧縮空気による吹付法に対応。アンカー工事は、先付工法と後施工アンカー工法・型抜き工法の2通りの後付け工法が可能です。
モルタルとは、砂(細骨材)とセメントと水を混ぜて作られる建築材料のこと。ペースト状で施工性が良く、仕上げや調節、復元などに多く用いられる。
樹脂・モルタル注入工事は、断面修復の際にコンクリートの劣化部分を斫り除去したのち断面修復材を使ってコンクリートの断面を復元する時に行う工事です。型枠を用いず人力で塗り付ける左官工法、型枠を用いて圧入する充填法、圧縮空気などを用いて吹付ける吹付け法があります。
アンカー工事は強風や地震などの際に被害を抑えることを目的に建物や橋梁などに多く用いられます。
アンカー工事には、コンクリートの打設前に埋め込む「先付け工法」と、躯体コンクリートを打設した後に埋め込む「後付け工法」に分けられます。後付け工法はさらに、打設後に穴あけをする「後施工アンカー工法」と打設前にアンカー取付穴をあけておく「型抜き工法」に分けられます。
08
ひび割れ注入工
鉄筋の発錆・凍結融解といった様々な発生原因や発生箇所に応じて、適切な材料を選定した上で処置を行います。
ひび割れ幅が過大でない限り、構造物の安全性に大きな影響を及ぼすことは少ないといわれています。
ひび割れが多数発生したコンクリート部材では、ひび割れにより剛性(曲げ・ねじりなどの力に対して歪まない性質)が低下します。
剛性が低下したコンクリート部材では、荷重に対する変形量が大きくなったり、大きな揺れが発生するなどして、構造物の使用性能が低くなってしまうことがあります。
使用性能が低下した部材に対しては、原因に応じてひび割れの進行を抑制・補強などを行って剛性を回復させる必要があります。
ひび割れ注入工法は、コンクリート内部鋼材の腐食劣化防止や、ひび割れたコンクリートの復元などを目的に、ひび割れが発生した箇所の内へ補修材を注入する工法です。
ひび割れの発生には
・鉄筋の発錆によるもの
・凍結融解によるもの
など様々な発生要因があります。
コンクリートの乾燥収縮または構造的ひびわれに対しては、幅の開きに追随して補修効果を維持できるひび割れ注入材料の使用が望まれる等、発生要因・発生個所によって適した材料を選定・使用する必要があります。